2013/12/15

2013年俺が選んだ映画ベストテン

年間映画ベストテン。
年に1回だけ投稿するこのブログも自分の中で恒例になってきました。
ほぼ洋画ですが、レンタルできる作品も多いので参考にどうぞ。

1位 『クロニクル』



今年のベストは、コレです。
とあるきっかけで超能力を得た高校生が、徐々にその力に囚われていく。
常に霧がかかったようなシアトルの陰鬱な雰囲気も相まって、鬱屈した高校生が堕ちていく過程がいい感じです。


2位 『地獄でなぜ悪い』



園子温監督のヤクザコメディー。
無骨な展開がやばすぎます。
映画というレイヤーをラストで意識させることでスプラッター表現をエンタメとして綺麗に昇華できた傑作だと思います。


3位 『世界にひとつのプレイブック』



2011年ベスト2だった「ザ・ファイター」のデヴィット・O・ラッセル監督によるヒューマンコメディー(?)。
心の病を抱えた二人が、ダンスを通じてやり直していく。
ものすごく微妙なバランスの映画なので万人におすすめできるわけではありませんが、大好きな映画です。


4位 『ゼロ・グラビティ』



昨日(12月14日)観て、4位に入りました。
宇宙空間に放り出された宇宙飛行士のサバイバルを描きます。
上映時間の90%くらいが宇宙空間のシーンってことで、画面の構成的に単調になるところを息が詰まるような緊張感ある演出で全くそれを感じさせません。
(主演女優がもっとエロかったらもっと上だったかも…)
今やってますよ!


5位 『アイアンマン3』



アホなハリウッドアクション扱いされてて若干見くびられている感のあるアイアンマン。
アイアンマンは1・2ともにめっちゃ面白いですが、今回は、90年代アクションを彷彿とさせる意外な展開。もはやアイアンマンスーツあまり出てきません(最後にこれでもかというぐらい見せ場がありますが)。
自分としてはアイアンマン史上最高でした。


6位 『ゼロ・ダーク・サーティ』



CIAのビン・ラディン暗殺作戦を描く作品。
かなり最近の事件をテーマにした映画なので、政治的に扱いも難しいところだと思いますが、かなーり地味な演出。
アクションシーンも淡々と、しかしものすごく緻密です。
アメリカがこのテーマをここまで内省的に描けるとはやはり懐が深いなと思うところです。


7位 『パシフィック・リム』



とりあえず、巨大ロボットがバトルする映画をつくりたい!そんなテンションで撮られたのが観てても分かる映画です。
正直、ストーリーはあってないようなものですが、日本のアニメ・特撮映画へのオマージュ満載でそこまで詳しくなくても楽しいです。
ただ、ロボットが戦うシーンのほとんどが夜間っていうこともあり、画的に見づらいところが多数だったので昼のシーンがもっと欲しかったところです。


8位 『キャプテン・フィリップス』



トム・ハンクスが海で海賊に襲われる話。
大きく分けて船内部での攻防の前半部と救命ボートに移ってからの後半部に分けられますが、前半部がちょっと物足りない印象。
まあ事実に基づくので仕方ないところではあると思いますがね。


9位 『ジャンゴ 繋がれざる者』



イングロリアス・バスターズに続く、クエンティン・タランティーノの歴史リベンジ映画。
相変わらずのクオリティで安心して見られます。
タランティーノらしいグダグダ(いい意味)も相変わらずです。


10位 『キャビン』



去年から話題になっていた映画。
お約束を破っていく感はいい感じだけど、そこまで上位ではないかな。


次点 『選挙2』



エンタメ映画がずらっと並んだ中で、唯一ドキュメンタリーが次点で入りました。
元自民党市議山内さんの川崎市議会議員選挙を「観察」した、想田和弘監督の「観察映画」。
これを見て思うのは、「現実面白すぎる!」ってこと。
政治的スタンス関係なしに楽しい映画です。


※トホホの部


ここからは、期待が高すぎただけにずっこけた映画たちです。

『ルーパー』



ジョセフ・ゴードン=レヴィット、エミリー・ブラント出演、タイムパラドックス系のSFとかもう完全に大好物なので、去年からかなり期待してました。
“未来の自分を殺さないと今の自分が殺される”っていう基本テーマはかなりいいんですが、サイコキネシスとか空飛ぶバイクのようなダサい未来描写とかいらない要素が入りすぎて結局全体がブレブレで凡作になってしまいました。
残念!

『マン・オブ・スティール』



クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダー監督とまあ、新たなダークナイトシリーズ来るか!と期待してみたわけですが…。
たしかにダークナイトシリーズにつながるダークでシリアスなんですが、なんか違う。
やはりスーパーマンはダークでシリアスなだけじゃ、しっくりこないんですかねえ。


『ホワイトハウス・ダウン』



「エンド・オブ・ホワイトハウス」なんてほぼ同じテーマの映画がありましたが、こちらはローランド・エメリッヒ版。
これについては、そこまで期待していなかったので、上のふたつとは意味合いが違いますが、ひとこと。
「ザ・ロック」パクリ過ぎだよ!



今年は、ほぼアクション映画ばかりになってしまいました。
来年はミニシアター系行けるかなあ。


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