2011/12/18

2011年俺が選んだ映画ベストテン

今年劇場で観た映画の中で好きな順です。
「良い」映画じゃなくて「好きな」映画なのであしからず。



1位 『ミッション:8ミニッツ』



ラストの解釈について、いろいろと評価が別れましたがそれを差し引いてもブッチギリ今年のベスト1。
プロット、キャラクター設定、SFの理屈ともに高評価。
『恋はデジャブ』、『バンテージ・ポイント』、『月に囚われた男』etc.のレファレンス映画を観ていろいろ楽しみました。



2位 『ザ・ファイター』



こちらは、今年のアカデミー賞で、クリスチャン・ベールが助演男優賞、メリッサ・レオが助演女優賞を貰いました。
クリスチャン・ベールがいい感じでクソ兄貴を演じてます。



3位 『その街のこども』



阪神大震災から15年経った神戸を舞台に作られたこの映画。
観たのは東日本大震災前ですが、震災を経てこれを作った神戸の人の気持ちがわかった…かも?
いい映画です。



4位 『モンスター上司』



こちらはお気楽アメリカンコメディー。
笑いの密度・伏線の張り方ともに秀逸でした。
本国でヒットを飛ばしたのに、日本ではまったく無視されたのが残念です。



5位 『50/50 フィフティ・フィフティ』



自分史上ナンバーワン映画『(500)日のサマー』。
その主人公トムを演じていたジョセフ・ゴードン=レヴィットが主役です。
ガン闘病をテーマにした今作ですが、突き抜けた透明感が素敵です。



6位 『ソーシャル・ネットワーク』



これは有名どころ。アレです。
この映画のセリフ回し、雰囲気が好きな方はドラマ『ザ・ホワイトハウス』がオススメです。同じ脚本家が書いています。
秀逸だったのはラストのアレですね。



7位 『英国王のスピーチ』



こちらは、今年のアカデミー賞作品賞受賞作です。
英国王室を舞台にした映画ですが、内容はまさに『ベスト・キッド』。
負け犬たちのワンスアゲインです。



8位 『ブラック・スワン』



こちらもかなりヒットしました。
「映画の中での現実」と「主人公の認識」の揺らぎをスクリーンを通して体験できる映画藝術の快挙。
気持ち悪くなる感じイイです。



9位 『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』



前作と全く同じプロットで、前作にも劣らない面白さでした。
水戸黄門なき後、偉大なるマンネリを継ぐのは意外にもハングオーバー・シリーズかも知れません。



10位 『冷たい熱帯魚』



でんでん怖い。これだけです。
あと、これを観たあとは焼肉が食べたくなくなる効果があるのでダイエットにもいいお得な映画でもあります。



次点 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』



謎のストリートアーティスト、バンクシーの監督作です。
これを観たあと、藝術論の本を何冊か読んでしまいました。
脳にいい刺激です。




※追加
今年の観なくてよかったかも映画たち



☆ SUPER8/スーパー8



宇宙人の設定がおかしさ。この映画の欠点はここにつきます。
期待を悪い意味で裏切る、今年の観なくてよかったかも映画代表格です。


☆ ヒア アフター



あの、イーストウッドもやらかしました。
全くの必然性のないマット・デーモンの行動。
見る前のハードルが高かっただけにズッコケも激しかったです。



☆ シャンハイ



こちらは期待しないで行ったら、期待しない通りの内容で、ある意味期待した通りだったからよかったのかも知れないけど、やっぱりよくないです。
なんで観たかよくわかりません。


今年は、あと『宇宙人ポール』を筆頭に、『マネーボール』、『猿の惑星/創世記』とか評価は高くても観てない映画がありますね。
わりといい映画の多い年でした。。